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材料物性グループ
水素と金属の相互作用の研究
目的
材料物性班では軽元素から重元素金属までの幅広い単元素・化合物を対象にして、水素化及び水素化過程における結晶構造、電子状態・磁性などの変化を放射光や中性子といった量子ビーム及び先端計測ツールを用いて精密に測定しています。
特に大型放射光施設SPring-8の強力な放射光(X線)を用いることで精密に構造・電子状態などが解明可能となります。
これら先端的な実験手法を通じて水素化物中における水素−元素間の多様な化学結合状態を超精密解析することにより、高密度水素貯蔵材料の開発に向けての先端基盤の構築を目指します。
主な研究内容
- X線回折による高密度水素化物の構造研究
- 高温高圧力下における新奇水素化物の合成
- 時分割測定による水素化・脱水素化過程における表面及び内部の電子状態の研究
- 構成元素と水素原子との相互作用によって受ける局所的な電子・磁気構造及び振動状態の研究
- NMRを用いた物質中の水素の状態に関する研究
主な研究手法
高精度X線回折、高分解能中性子回折、光電子分光、X線吸収分光、メスバウアー分光、核共鳴散乱、 NMR、電気伝導度、ラマン散乱など
メンバー
- (独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門
- 大阪大学極限量子科学研究センター
- (財)高輝度光科学研究センター
- 広島大学大学院理学研究科物理科学専攻電子物性研究室
- 岐阜大学工学部機能材料工学科
- 東北大学大学院工学研究科
- 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門